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2010年7月

江 姫たちの戦国 上・下

2011年NHK大河ドラマ原作。

来年の大河ドラマの主人公がお江の方だと知って、原作は
「乱紋」 永井路子
か、
「美女いくさ」 諸田玲子
の、どっちかな~どっちにしろ楽しみだな~なんて思ってたんですが、書き下ろしとは意外でした。

戦国物って、もうすでに小説もドラマもあふれるほどあって、主人公の人生の歯車が本格的に動き始めるまで結構退屈だったりします。
今回も北庄城落城までは、小さな江の目線から歴史をおさらいしているような感じで、ちょっと退屈でしたが、その中で信長のと絡みは興味深く楽しかったです。

秀吉の庇護の元に入ってからの江は、まさにキャラ全開というか(歴史上の人物に「キャラ」は失礼ですが)、誰に対しても物怖じしない真っ直ぐな破天荒ぶりが痛快でした。
養父・秀吉にも、義父・家康にも、夫・秀忠にも言いたいことをハッキリと言う。
ポンポンと繰り出される言葉のやりとりがすごく楽しい。
「篤姫」を見ていたときも思ったんですが、田渕久美子さんは台詞回しが絶妙だなぁと思います。

この江を上野樹里ちゃんが演じるのかと思うと、ますます来年の大河が楽しみになりました。


それにしても、最近の大河ドラマって戦国と幕末ばっかりですよね…。
私としては、永井路子さんの
「美貌の女帝」(元正天皇)
「この世をば」(藤原道長)
あたりを見てみたい。
天智、天武、持統天皇あたりもおもしろいと思うし、中近世ばかりでなく古代史も描いて欲しいなぁ。 

江(ごう)―姫たちの戦国〈上〉

著者:田渕 久美子

江(ごう)―姫たちの戦国〈上〉

江(ごう)―姫たちの戦国〈下〉

著者:田渕 久美子

江(ごう)―姫たちの戦国〈下〉

おそろし 三島屋変調百物語事始

今、宮部みゆきさんと言えば「小暮写真館」ですが、今回読んだのはこれ。
新聞小説で先に「三島屋変調百物語事続」を読んだので、「事始」が気になっていたんです。
図書館では見つからないし、単行本を買うほどでもないし…と半ば放置していたら、新聞広告で新書版が出ることを知り、即購入。
でも、新聞連載の時には割とほんわかした挿絵が付いていたのに、今回はおどろおどろしい表紙だったのでちょっと腰が引けました。

小説であれ映画であれドラマであれ、基本的にホラーは苦手です。
この物語も映像化されたら結構怖いんじゃないかと思いますが、活字として読む分にはそんなに恐怖感はなく(もちろんゾッとする場面は何度もあったけど)、むしろ事件の謎解きのようでわくわくして読みました。
「事続」も早く本にならないかなぁ。

そしてこれ、また苦手の江戸時代ものだったんですが。
すんなり読めました。
だいぶ江戸時代に慣れてきたのかも。
というか、ちゃんと「四つ(午前十時)」と括弧書きしてあって、みけさんにやさしい江戸時代ものでした。(笑)

      
おそろし (新人物ノベルス)

著者:宮部 みゆき

おそろし (新人物ノベルス)

森に眠る魚

図書館で見つけたとき、手に取るのを一瞬ためらい、借りるかどうか逡巡し、結局「怖いもの見たさ」で読み始めた。

母親5人が出会い、交流を深め、心を許しあい、そして次第に心の闇へ、暗い森の中へと引きずり込まれていく。

私は周りに良い友達がいて、恵まれている環境にあると思うが、それでもママ友関係は本当に難しいと感じる。
1対1ではなく、「相手」と「自分」との間には、必ずお互いの子どもの存在があるから複雑だ。

「こんなこと私の周りで起こるはずがない。」
断言したいが断言できない。
「ここは田舎だし。『お受験』なんてないし。登場する母親たちと自分とは、立場も考え方も性格も違うから。」と、言い訳じみた理由を並べて無理矢理安心感を得ようと藻掻く。
そして、彼女たち全員が自分の分身であるような、自分の醜い気持ちを見透かされ、晒されたような感覚におののく。

読了後は落ち込みさえした。
私はうまくやっているんだろうか。
これからうまくやっていけるんだろうか。

他愛もない話に興じ、その瞬間だけ悩みなど忘れる。
お互いの関係に悩んでないように見せる。
一旦不満を吐露してしまえば、堰を切ったように溢れ出す。
離れればいい。
離れれば楽になる。
でも離れられない。
そして彼女たちと会う明日は否応なしにやってくる。
明日など来なければいいのに、時計の針は残酷なまでに時を刻む。

彼女たちは結局バラバラになった。
それぞれ大切なものを得、大切なものを失った。
彼女たちには自業自得だが、母親の精神バランスが崩れた影響が子どもたちに及んでしまう箇所は、酷く痛々しかった。
子どもはお母さんが大好きなのに。

私は健康であるように努めよう。
肉体的にも。精神的にも。

森に眠る魚

著者:角田 光代

森に眠る魚

おめでとう!無敵艦隊!

自陣深くからボールを奪っての決勝ゴールは素晴らしい流れでした!!
PK戦になったらいやだな…と思っていたので、点が入って決着がついてよかった!

そしてタコのパウル君の予想は完璧だった!!
三位決定戦もバッチリ大当たり!
次のユーロまで長生きして、また占って欲しいなー。

大会MVPがウルグアイのフォルランに決まったのはビックリしたと同時にうれしかった!!
素晴らしいFWでした、フォルラン。5得点すべてビューティフルゴールでした。
こんなFWが日本代表に欲しい…。

さて、約1ヶ月間のお祭りも今日でおしまい。
楽しい時間が終わるのは寂しいけれど、寝不足からは解放されますね。(^_^;)

いよいよ!

W杯、決勝のカードが決まりましたね!
オランダ×スペイン。
ドイツには申し訳ないけど、オランダが決勝に進んだのが決まった時点で、是非スペインに上がってきて欲しいと思いました。
どちらもすごく楽しいサッカーをするチーム。
両者がぶつかったときはどんなゲームになるんだろうと楽しみにしていたので、このカードを決勝で見られることがすごくうれしい!
好ゲームを期待します!

それにしても、ドイツの予言タコ・パウルくん。
すごいね、百発百中だね。
サラダやパエリアなんかにならないで、是非今後もドイツ代表を占って欲しいな。(^^)

金春屋ゴメス

第17回日本ファンタジーノベル大賞 大賞受賞作品。

また江戸時代…(笑)
今回は江戸時代「風」ではありますが。
苦手だとわかってはいたものの、見た書評がどれも良かったので読んでみました。
舞台は現代に有りながら独立国家として存在する「江戸国」。
最新技術をかたくなに拒否して「江戸国」に生きる人たちの話なので、表紙のイラストはちょっとありえないんだけどなぁ…。

この作品を読んで私が江戸時代が苦手な理由がわかりました。
主人公も作中言っていましたが、一つは江戸の時間感覚。「四つ時」やら「八つ時」とか書かれても何時なのかさっぱりわからないこと。
もう一つは町名・地名。「日本橋○○町」とか書かれてもいまいちピンと来ないこと。
さらに言えば、独特の言葉。例えば「手代」とか「月代」とか。
文章の流れでなんとなく意味はわかるけど、真剣に古語辞典を横に置いてから読もうかと思いました。
江戸時代小説に普段から親しんでいれば常識的なことかもしれませんが…。
うーん。
ま、私の知識不足なんですけどね。(^_^;)
でも、苦手な部分以外はおもしろかったです。

ゴメスは風貌も設定もインパクトがあったのに、作品のなかでの存在が薄いのが残念。
続編の「芥子の花」も読みましたが、これからゴメスの過去が明らかになりそうな展開でした。
まだ続くのかな?

金春屋ゴメス

著者:西條 奈加

金春屋ゴメス

僕僕先生

第18回日本ファンタジーノベル大賞 大賞受賞作。

キュートな美少女仙人「僕僕」と、唐時代版ニート青年「王弁」が、行く先々で起こるトラブルを解決しながら旅をする漫遊記。
…なんて書くと、まるで水戸○門みたいですが、印籠よろしく毎回仙術でずばっと解決!というわけでもない。
王弁も人間なりに人間の考えで解決していく。
・・・・・・超頼りないけど(笑)。

二人を取り巻く妖たちも個性豊かな楽しい面々。
性懲りもなく僕僕先生との間柄を妄想する王弁くんを、毎度軽~くあしらう僕僕先生や妖たちとのやりとりが愉快。
私も王弁くんに「あんたもうすぐアラサーだろう!」とツッコんでやりたくなります。
続編「薄妃の恋」も読みましたが、以降は図書館に置いてないので残念…。
買うしかないか。

僕僕先生

著者:仁木 英之

僕僕先生

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